カゴ釣りの世界 「釣行記録」 2007年

 

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2007年1月25日(木) 伊豆・カゴサビキ釣り

小潮、晴れ、北東風のち南西風、水温17.2℃(平年差+3℃)
釣果: メアジ20-23cm*5、マイワシ18-22cm*25、メジナ22cm*2

黒潮が相模湾と駿河湾に波及して海水温度が高くなっているので、メアジを釣りにでかけた。水温の低いこの時期は、どうしてもカゴ釣り対象魚が限定されてしまう。大型魚を取り込むわけではないので、3千円で購入した4m短竿に、同じく3千円の中型スピニングリールというライトタックルにした。唇の弱いアジ類を釣るには、細くて柔らかい竿の方が適している。

メアジは狙い通り釣れたが、数が出なかった。その代わり、この時期としては珍しく良型のマイワシが釣れた。
久々の釣行で食い込みの良いバケ色が不明のため、3色混合サビキを使用し、潮が澄んでいる冬場対策として枝スは0.8号にした。メアジもマイワシも良型で引きがかなり強く、クッションゴムの無い胴付き仕掛けでは枝ス切れが心配だったが、バラさないようにゆっくり取り込んだ。マイワシに対する今回の適合バケ色は、確率70%でピンク色だった。 

 

 

2007年4月5日(木) 伊豆・カゴ釣り

中潮、晴れ、東風6m、水温 14.9℃
釣果: マアジ18cm*1、カワハギ20cm*1、マダイ稚魚*1(リリース)

4月に入ってから真冬に戻ったような天候になり、水温も下降したが、久々に釣行した。冬の間に製作した今シーズン用の釣り具を試験する目的もあり、完全《ボ》を覚悟しての釣行だった。
朝は寒かったが、日が高くなるとポカポカ陽気になり、貧果ではあるが一応魚が釣れた。海の中には小魚が群れていて、春の海を感じさせる。伊豆は冬の気温が高いために桜の開花は遅く、まだ満開を少し過ぎた状態だった。道路の並木は薄紅色に染まり、山々には新芽が萌えだして、黄緑色に変わりつつある。あと1ヶ月もすれば、本格的なカゴ釣りシーズンが到来する。 

 

 

2007年4月20日(金) 海の公園(横浜市金沢区)・潮干狩り

中潮、晴れ
収穫: アサリ、シオフキ 2kg

海水温度が低くて釣りに適さないので、仕方なく東京湾へ潮干狩りに行った。釣り道具を持たないで海へ魚介類を採りに行ったのは初めてである。
入場無料の「海の公園」でどれほどの収穫が期待できるのか半信半疑だったが、アサリは想像以上に大量に居て、2kg程度は1時間もあれば楽に採れる(一人2Kgまでという制限がある)。
潮干狩りに適した次回潮周りは5月連休の後半にあたるので、かなりの混雑が予想される。駐車場は300円/Hで、12時間までは1500円である。干潮時間は正午頃だが、朝早く行かないと駐車場がいっぱいになると思う。半袖シャツ、半ズボン、裸足のいでたちで、目の粗い金属ザルで砂をすくい上げ、アサリをバケツに入れるとよい。干潮時に膝まで濡れるほどの沖合は殻ばかりなので、波打ち際からほどほどの所が狙い目である。連休にはアサリが採り尽くされると思われるので、行く人はなるべく早めの日がよさそう。
詳しくは「海の公園」ホームページを参照ください。 

 

 

2007年5月8日(火) 伊豆・カゴ釣り

小潮、晴れ、東風5m/南西風7m、水温 16.8℃
釣果: ゴマサバ29cm*1、マダイ22cm*1、カワハギ21cm*1、サンバソウ20cm*1

釣りの仕方を忘れてしまうといけないので、久々に伊豆へ出掛けた。春霞のポカポカ陽気で、昼寝をしながらのんびりした釣りだった。周囲の山々は薄緑の新緑色に染まり、見ているだけでのどかな気分になってくる。
そろそろ青物が廻って来るかと思ったが、朝方の中サバ1尾だけだった。サビキを投入しても、イワシやアジは掛からなかった。型物回遊魚が接岸するのは5月下旬頃か? 

 

 

2007年5月21日(月) 伊豆・カゴ釣り/ウキフカセ釣り

中潮、晴れ、東風/平穏、水温18.5℃
カゴ釣り釣果: マダイ22cm*1、カワハギ20cm*1
ウキフカセ釣果: メジナ20-25cm*30

海水温が平年よりもやや高くなり、沿岸等温線の間隔が広くなってサーマルバリアが無くなったので、青物狙いで釣行したが期待外れだった。近くに居た投げサビキの釣り人が、夜明けの極短時間にウルメ&カタクチイワシを少々揚げただけで、型物青物の魚影は無かった。
大サバは日によって餌を選ぶので、オキアミ、バケ、身餌と替えてタナを探ったが、まったく反応がなかったことから、まだ接岸していないようだ。
仕方なく中層を諦めて底を狙ったが、こちらも釣果に恵まれなかったので、カゴ釣りは早々に切り上げた。

まだ午前中の早い時間だったので、釣り場を移動してウキフカセでメジナを釣った。これから6月にかけては、活性の高い梅雨メジナの楽しめる季節である。こちらも型物には恵まれなかったが、メジナと知恵比べをしながら気持ちよく晴れた春の一日を過ごした。 

 

 

2007年6月4日(月) 伊豆・カゴ釣り

中潮、晴れ、東風6m、水温19℃
釣果: マダイ20-22cm*2、石鯛稚魚20-28cm*5、中サバ20-29cm*8、ジンタ10cm*6

カゴ1本釣りよりも、サビキ釣りの方に分があるサイズだ。水温は平年並みだが、黒潮が遠州灘から伊豆沖にかけて大迂回しているのが大型回遊魚の接岸しない理由か?
しかし、6月初旬という時期から考えると、こんなものかもしれない。 

 

 

2007年6月12日(火) 伊豆・カゴ釣り

中潮、晴れ、北東風/平穏、水温20.2℃
釣果: 石鯛稚魚20-25cm*11、中サバ25-30cm*3、カワハギ27cm*1、ウルメ20cm*6

大サバは釣り場全体で3尾目撃したが、運に恵まれないとダメなようだ。予報通り黒潮流路に変化が出てきたので、今後に期待が持てそう。 

 

 

2007年6月18日(月) 伊豆・カゴ釣り

中潮、雨/曇り、北東/南西/南風
釣果: ゴマサバ40-43cm*3、ムツ25cm*1、マダイ22cm*2、石鯛稚魚20cm*1、カワハギ20cm*1
ウルメイワシ20cm*6、小サバ~中サバ*多数

天気予報では夕方から雨となっていたが、当日は朝から激しい雨で、空一面は夜明けが分からないほど厚い雲に覆われていた。時折正面から顔に雨がたたき付けられるが、風はそれほど強くはなく、海は穏やかだった。道楽とは恐ろしいもので、こうした気象でも釣り人たちは海に向かって淡々と仕掛けを投入している。

今年になって初めて、ようやく満足できる釣果が得られたが、大サバの群れは小さく接岸は稀で、この日に釣り場全体で揚がった大サバは結局この3尾だけだった。今回は運に恵まれたようだ。表層に小サバやカタクチイワシが多く居て刺餌のオキアミがすぐに盗られるうえ、大サバの腹の中はカタクチイワシで一杯になっていて食い気がない。
良型ムツは、堤防ヘチ近くで小サバの短冊を餌にして釣った。これからの時期は、夜釣りの対象魚として面白くなる。 

 

 

2007年6月21日(木) 伊豆・カゴ釣り

小潮、晴れ、西/南西風強い、水温18.6℃
釣果: アジ18cm*1、小~中サバ*多数

海面が波立っていたので大型回遊魚を期待したが、貧果に終わった。水温が急降下したのが、魚の寄り付かなかった原因と思われる。自然相手のことなので狙い通りにはいかないが、そのギャンブル性が釣りの面白さなのだろう。
強い向かい風や横風だったが、うねりは無く安全で何とか釣りを続けることは出来たが、型物が釣れないので早々に撤収した。 

 

 

2007年6月28日(木) 伊豆・カゴ釣り

大潮、晴れ、北東弱風、水温22.2℃
釣果: ゴマサバ43cm*1、マダイ23cm*1、石鯛25cm*1、カワハギ22cm*1、ウルメ20cm*5

代わり映えのしない釣果である。大サバを狙うなら狙うで、中層でじっと辛抱して回遊を待てばよいのだが、忍耐力の欠如からついつい浮気タナを探ってしまう。他の釣り人が大サバを釣ったのを見て慌ててタナを中層に戻しても、サバの群れが非常に小さいので最早チャンスの女神が微笑むことはない。
しかしまあ、タナを変えて釣れば多彩な種類の魚と巡り合うことができる。サイズは小さくても、高級魚の刺身盛り合わせを味わいながらビール飲める。

風が弱く、灼熱の太陽がジリジリ照りつけた。まだ暑さに十分慣れていない体では、半日程度が持久力の限界だ。これからの釣行では、偏光グラス、UVクリーム、虫除け、大きな帽子、十分な飲み物、顔拭きタオルが必需品である。

 

 

2007年7月7日(土) 伊豆・カゴ釣り

小潮、曇り/雨、北東風
釣果(2名): マダイ20-25cm*7、中サバ30cm*1、小サバ*多数

カゴ釣りが初めての同行者と釣行。水深が10m強の浅い釣り場だったが、ポイントを集中的に攻めると、小型ながらマダイが数釣れた。同行者がマダイ5尾と中サバを釣り上げ、初のカゴ釣りに乾杯。 

 

2007年7月20日(金) 伊豆・カゴ釣り

小潮、曇り/晴れ、北東弱風/静穏、水温22.4℃
釣果: マダイ稚魚*1、小サバ*多数

どうも潮の悪い日にあたってしまったようで、型物のアタリなし。 

 

 

2007年7月27日(金) 駿河湾・カゴ釣り

大潮、晴れ、北弱風/南弱風/静穏、
釣果: 丸ソーダ35-37cm*3

丸ソーダは朝7時頃から9時頃にかけて活性が高かった。オキアミよりも白バケの方が有利で、タナは1~2ヒロと浅い。丸ソーダ*3は、魚影が薄くなって釣り人たちが撤収し始めた10:00 – 11:00の釣果。丸ソーダは引きが強いので釣るのは面白いが、刺身で食べられないので、調理法をどうするかが問題。
青物がかかり始めると、いよいよ本格的な夏の訪れを感じる。 

 

 

2007年8月1日(水) 駿河湾・カゴ釣り

中潮、晴れ、静穏、水温 25.1℃
釣果: 平ソーダ32cm*3、丸ソーダ30-37cm*7、シイラ38cm*1、マアジ16cm*5

シラス漁が盛んな釣り場なので、ソーダを釣るには刺餌よりも白カブラ(シラスバケ)の方が有利だが、他の魚種への期待も込めてオキアミ刺餌に徹した。
平ソーダはサイズが小さいが、平丸率 = 3/10 = 30%でまずまず。シイラは表層を狙えば大型も期待できそう。マアジは朝方のヘチ釣り。

海水温度がほぼ最高点に達したので、これから秋まで青物が楽しめそうだ。 

 

 

2007年8月10日(金) 駿河湾・カゴ釣り

中潮、晴れ、北西弱風/静穏
釣果: ワカシ25-27cm*5、丸ソーダ35cm*7

ギラギラ照りつける真夏の陽光で海面の水温が上昇しているので、ソーダのタナはやや深くなってきた。魚も猛暑は嫌いのようだ。

できるだけ丸ソーダを避けながらワカシを釣り上げたが、この時期のワカシはまだサイズが小さい。ソーダ狙いの場合はシラスバケ(ハゲ皮白)が有利だが、ワカシ相手ではオキアミの方に分がある。

丸ソーダを刺身で食べても特に問題ない人も居るようだが、私の場合は強烈なジンマシンが出てしまう。過去に2度生で食べたことがあるが、2度目の方がひどかった。
今回は細かく叩いて、味噌、ネギ、シソの葉を加え、ハンバーグにしてみようと思っている。 

 

 

2007年8月16日(木) 駿河湾・カゴ釣り

中潮、晴れ、静穏
釣果: ワカシ25-30cm*21、平ソーダ32-35cm*9、丸ソーダ*4(リリース

お盆休みということもあって、遠方から多くの車が徹夜で来ていた。各地で観測史上最高気温を記録したという猛暑の中、皆さん一生懸命に釣りをしている。喉が渇くので水分を補給するのだが、その直後から汗が噴き出して目を開いていられなくなる。
いまさらながら、道楽とは恐ろしいものだと思う。これがもし仕事だったら、たちまち健康を害するに違いない。精神状態が肉体の健康に大きく作用するという証明をしているようなものだ。

丸ソーダの数が減って、平ソーダとワカシが中心になってきた。残暑が厳しいとは言え、何となく秋の訪れを感じさせる釣果である。
ワカシ狙いでは、枝針を出した複雑な仕掛けよりもオキアミ1本針の方が有利であり、ハリス絡みなどのトラブルも少ない。また、1本針は隣の釣り人と仕掛けが絡んだりした場合でも、解きほぐすのが簡単である。丸ソーダが掛からないようにタナは深めに設定し、波気がない時には竿を軽く煽って誘いをかけるのも効果的だ。 

 

 

2007年8月24日(金) 伊豆・カゴ釣り

中潮、晴れ、静穏
釣果: ワカシ32-38cm*2、平ソーダ30-35cm*20、ゴマサバ45cm*1、マダイ20cm*1

夏の伊豆は海水浴客の車で交通渋滞が激しいので敬遠しているのだが、背後に箱根山と愛鷹山を抱えている駿河湾の猛暑に閉口して伊豆釣行した。しかし、風がほとんどない晴天で、時たま太陽が雲に隠れると冷房のきいた部屋へ入ったような気がした。

釣果的には駿河湾と大差はないが、こちらの方が魚種は豊富だ。ワカシはあと一歩でイナダになるサイズだが、数が出ない。ここのソーダカツオは100%平ソーダだが、サイズが小さかった。

接岸する群れが小さく、潮がよく澄んでいて、タナ取りが微妙だった。駿河湾に比べると釣るのが難しく、それだけに面白みがある。地元釣り師の話では、接岸は日によってムラが大きく、良い日に当たれば短時間は入れ食いだと言う。
平ソーダのタナは、時間によって2ヒロから竿3本まで変化した。巨大なゴマサバは底狙いで釣るが、引きが強力でバラシが多く、釣り上げたのは1尾のみ。

東京方面から徹夜で海水浴に来た人たちは、帰路は激しい睡魔と闘いながら車を運転している。ブレーキをかける時には、早めにポンピングしないと追突される。この日も国道135号線の宇佐美トンネル内で大きな事故があり、上下車線とも大渋滞になった。帰路は予想外に時間がかかることもあるので、クーラーボックスには十分な量の氷を確保したい。

 

 

2007年8月29日(水) 伊豆・カゴ釣り

大潮、晴れ/曇り、北東風、水温 23.8℃
釣果: ワカシ/イナダ32-41cm*6、平ソーダ28-35cm*10、丸ソーダ*5

この日は海水温が低く、食い渋りの難しい釣りだった。ワカシは週を追うごとに成長して、半数ほどはイナダサイズになった。このサイズになると敵も賢くなるので、ハリスは2ヒロ程度とらないと食い込まない。30cm程度のサイズまではバケが有利だったが、これからはオキアミ1本針が唯一最強の仕掛けとなる。遠投礒竿3号ではイナダを抜き上げると折れる場合が有るので、玉網が必要である。

イナダ釣りではアミコマセにオキアミを混ぜた方が有利だが、感じとしては砕いたオキアミよりも刺餌と同じMサイズを原型のまま混ぜた方がよさそうだ。
今回の平ソーダも、サイズがいまひとつだった。サイズは小さいが、刺身にして生姜醤油で食べると最高の味だ。

 

 

2007年8月30日(木) 伊豆・カゴ釣り

中潮、曇り、平穏、水温 25.4℃
釣果: ワカシ/イナダ35-41cm*8、平ソーダ28-35cm*14、丸ソーダ*4

車中泊して、二日目の釣りに臨んだ。天気予報では昼頃まで雨ということだったので、涼しい釣りが出来ると思ったからだ。しかし、予報は見事に外れて朝から薄曇りだった。風は殆どなかったが、朝の気温が25℃でそれほど暑くはない。

昨日とは一転して海水温が急上昇し、魚の活性は高かった。たった1日で、海況はずいぶん変化するものだ。イナダは重量があるのでこれ以上釣るとクーラーボックスが持ち上がらなくなるし、昨日来の疲れもあったので早々に撤収した。

魚の活性は高かったが、イナダや平ソーダが殆ど釣れない人も決して少なくない。これからの時期は慎重に捕食する狡猾な大型魚が相手なので、胴付き仕掛けやバケ多点針吹き流しなどで釣果をあげるのは難しくなる。仕掛け周りの込み入ったパーツは取り外し、魚に警戒心を持たせないようなシンプルさが有利だ。

 

 

2007年9月4日(火) 伊豆・カゴ釣り

小潮、晴れ、東風5~12m、水温 24.8℃
釣果: ワカシ/イナダ 34-41cm*6

台風9号が近付いていて、強風の中での釣りだった。魚の食いはどちらかと言うと渋く、ソーダは1尾も掛からなかった。魚たちは海が荒れる前に深場へ逃げてしまうのだろうか?
台風の接近と共に気象は次第に厳しさを増し、風が強くなってきたので早々に撤収した。 

 

 

2007年9月14日(金) 伊豆・カゴ釣り

中潮、晴れ、東弱風
釣果: イナダ45cm*3、平ソーダ34-36cm*4、カマス 25-37cm*6

天気予報では曇り時々雨だったが、釣り場の上空だけは抜けるような青空で、周囲の山々の上に広がる秋らしい白い雲が奇麗だった。
この日は潮がよく澄んでいて食い込みが非常に悪く、本腰を入れて夕方まで釣った。地元釣り師の話では、前日までとは激変して釣れなくなったそうで、翌日からの連休中の釣果は厳しいかもしれない。

数は伸びなかったが、イナダ/平ソーダ共にサイズは大きい。イナダも45cm級になると警戒心が旺盛になり、パワーがあるのでバラシが多くなる。

カマスは未明の夜釣りで、ワイヤー仕掛けのサンマ身餌で釣った。これも食い込みが悪く、ウキが沈んでもなかなか針掛かりしなかった。この魚は、釣った直後に比べると翌日にはずいぶん体長が収縮してしまうようだ。

 

 

2007年9月18日(火) 駿河湾・カゴ釣り

小潮、晴れ、静穏、水温 26.2℃
釣果: ワカシ36cm*1

久々に奥駿河湾の大堤防へ釣行した。明るくなってから海の色を見て、「これは…」と思ったが、何とか粘ってワカシ1尾を釣り上げた。回遊魚の釣りには適さない海況である。
海水に濁りがあり、微細な浮遊物が海中に漂っていた。先週通過した台風9号の影響と思われるが、酸素が少なく、塩分濃度の低い海水が塊になっているようだ。

 

この汚れた海水と、沖の奇麗な海水との間には明確な潮目があって、潮が満ちて来るに従って潮目が釣り場に近付いてきた。潮目の沖側に仕掛けを投入できたのが10:30頃で、この時にワカシ1尾をゲットした。しかし、すでに回遊の地合を過ぎていたものと思われ、後が続かなかった。
堤防ヘチ近くのカゴサビキ釣りで、小型のイサキやアジが釣れた。今後海況が好転すれば、再び回遊魚の接岸期待できると思われる。 

 

 

2007年9月21日(金) 伊豆・カゴ釣り

若潮、晴れ、静穏、水温 24.5℃
釣果: ワカシ/イナダ34-41cm*4、平ソーダ 35cm*1

周囲でイナダが釣れている朝のゴールデンタイムに失敗したので、釣果が伸びなかった。今までMサイズのオキアミが食い込み良好だったが、この日のイナダはMサイズには見向きもしない。これに気付くのが遅れた。

Mサイズのオキアミを2匹房掛けにしたところ、地合後だったがイナダ3尾と平ソーダを追加することができた。せめて1時間前に気付けば釣果が大きく違っていたと思われるが、後の祭りだった。しかしまあ、釣りはこのように繊細な対応が必要だから面白いのだろう。釣れている人と、そうでない人の間には、必ず何かしらの違いがあるはずなのだ。

もうすぐ彼岸だというのに、日差しが強くて真夏のように暑かったので、汗を拭きながら昼過ぎに納竿した。しかし、この週末からは秋らしい気候になるようだ。 

 

 

2007年9月27日(木) 駿河湾・カゴ釣り

大潮、晴れ/曇り、南東風/静穏、水温23.8℃
釣果: 平ソーダ32-35cm*10、丸ソーダ*5

天気予報では雨模様だったので寒さに備えた服装で釣行したが、朝から晴天で夏が戻ってきたような暑さだった。
先回釣行した時の駿河湾とは違って、海況は好転していた。海底がはっきり見えるほど潮が澄みきっていて、沿岸から沖合まで青一色の海が広がっている。

早朝は丸ソーダが主体で、これを釣るにはオキアミよりも白系バケの方が有利である。陽が高くなってきた頃から平ソーダの接岸が始まり、これはオキアミ刺餌が有利。丸平ともにサイズがやや小さめだが、数釣りが楽しめる。 

 

 

2007年10月4日(木) 駿河湾・カゴ釣り

小潮、晴れ、南東風、水温23.2℃
釣果: 丸ソーダ*多数(リリース)

今回も天気予報は大はずれの快晴。こちらにも学習効果というものがあり、持参した半そでシャツに着替えた。海水温度は平年並みで安定しており、潮はよく澄んでいる。

早朝からイワシの群れが入り、それを追ってきた丸ソーダの入れ食いが続いた。仕掛けを投入すると、その直後にウキが消える。竿3本以上まで沈めても、掛かるのは小型の丸ソーダばかりだった。ワカシや平ソーダがいたかもしれないが、丸ソーダの猛攻にお手上げで、本日はお持ち帰りなし。 

 

 

2007年10月11日(木) 駿河湾・カゴ釣り

大潮、晴れ、北東弱風、水温22.6℃
釣果: 平ソーダ 30-37cm*9、丸ソーダ*23

爽やかな秋晴れで風も弱く、絶好の釣り日和だった。夜明け直後からソーダの接岸が始まり、先回と同様に入れ食い状態が続く。丸ソーダ主体だが、良型の平ソーダも混じった。知人に丸ソーダ愛食者が見つかったので、今回から釣ったソーダはすべて持ち帰ることにした。クーラーボックスが満杯になったので、正午に納竿。

翌日も風波ともに穏やかとの天気予報だったので、釣った魚を発泡スチロール箱に移して氷詰めにし、緑濃い秋の踊子街道を観光しながら南下して伊豆へ向かった。 

 

2007年10月12日(金) 伊豆・カゴ釣り

中潮、晴れ、北東風、水温21.9℃
釣果: 平ソーダ 35-39cm*10、ヒイラギ 25cm*1、アジ 18cm*5

タナを竿2本から3本と深く設定してイナダを狙ったが、残念ながら姿を見ることはできなかった。この日のように釣りやすい穏やかな天候の日は、たいてい期待した釣果が得られないものだ。

掛ったのは全て丸と太った良型の平ソーダで、引きは非常に強い。ウキが沈んだら懸命に巻き取らないと、横走りして周囲の釣り人とお祭りしてしまう。
今年はこの釣り場に丸ソーダが居ないので、平ソーダだけを釣ることができる。最初からタナを浅くしてソーダ専門に狙えば、数はもっと伸びたかもしれない。
アジは未明の夜釣りで、自作の夜釣り用4本針カゴサビキでの1時間の釣果。月夜ならば昼間のサビキでも釣れるが、暗闇ではオーロラ、純白、夜光などの目立ちやすいサビキが有利である。持参したサビキでうまく釣れなかったら、サビキ針にオキアミを付けて釣るのがお勧め。

曇り昼過ぎから雨という天気予報がはずれて、気持ち良い秋晴の釣り日和だった。池袋から来た2組のご夫婦と隣り合わせで、楽しい時間を過ごした。 

 

 

2007年10月19日(金) 伊豆・カゴ釣り

小潮、晴れ/曇り、北東風10m、水温20.2℃
釣果: イナダ40-42cm*9、平ソーダ 35cm*7、中サバ25cm*3、アジ18cm*4

季節が巡るのは本当に早いもので、つい先日までは暑さに耐えながらの釣りだったのに、今はもう肌寒い朝になった。

未明の夜釣りでは中サバ25cm*3、アジ18cm*4で、3時間の釣果としてはいまひとつだった。ここ数日の水温は、平年よりも2℃近く低い。

昼間の釣果はまずまずだったが、地元釣り師の話では、前日までは良かったが、この日は食い渋りだということだった。小潮ということもあって潮が殆ど動かず、追い風のため海面はベタ凪で、釣りの条件としては厳しかった。魚の接岸回数が少なく群れは小さく、釣り場の何所かで誰か一人にポツポツ釣れるという状況である。


潮が澄み、太陽の入射角が低くなる晩秋の釣りでは、仕掛けの性能が釣果を大きく左右する。魚の方もサイズアップして、狡猾になってくる。新鮮なオキアミとコマセを使用し、できるだけシンプルで目立ちにくい仕掛けにすることが大切だ。また、表層と深場の水温状態によってタナが大きく変わってくるので、こまめにチェックする必要がある。

 

 

2007年10月24日(水) 伊豆・カゴ釣り

大潮、晴れ、北東風8m、水温20.0℃
釣果: イナダ42-47cm*6、平ソーダ 36cm*1、丸ソーダ35cm*1、中サバ25cm*2、アジ18cm*5

十三夜の月を見ながら未明の釣りを始めたが、いまひとつの釣果だった。どうもアジの魚影が薄いようだ。あるいは、面倒でもオキアミ刺餌で釣らないとダメなのかもしれない。

イナダはだんだんサイズアップしてきたので、強い引き楽しめる。強風の中での釣りでは、仕掛けやハリスが絡まないようにシンプルで癖のない道具を使った方が有利。投入の際には風下の釣り人に迷惑を掛けないように風上を狙って投げ込み、道糸が空中にある間に素早くリールを巻いて糸ふけを取らないと「お祭り」する。魚の接岸が稀な状況では、仕掛けの流し過ぎにも注意が必要だ。

海水温度はやや低めで安定しているが、釣果伸び悩んだ。食い込みの良い朝の時間帯を過ぎると、ごく稀にしかアタリがなくなる。季節的にシーズンが終わりに近付いてきたのか、日ムラによるものなのか分からない。食味としてはイナダよりも脂の乗った平ソーダの方が美味だが、今年は平ソーダがあまり釣れない。

 

 

2007年11月1日(木) 駿河湾・カゴ釣り

小潮、晴れ、東風1m、水温20.6℃
釣果: 平ソーダ37cm*3、丸ソーダ30-35cm*13

雨模様の天気予報だったことから早朝は釣り人が少なかったが、さわやかな好天に誘われてか、次第に人が増えてきて大堤防は満員になった。風も弱くて、釣り日和の半日だった。

他の魚種を期待して深めのタナで釣ったが、腕が悪いのか運が悪いのかわからないが、ソーダカツオしか釣れなかった。丸ソーダ主体だが、平ソーダはよく太った良型で脂が乗っている。
もうすぐ、「丸ソーダでもいいから掛かってくれ」と思う季節になる。

 

 

2007年11月8日(木) 駿河湾・カゴ釣り

大潮、曇り/晴れ、北東風1m、水温20.2℃
釣果: 平ソーダ38cm*1、丸ソーダ35cm*2

とにかく釣れなかった…《ボ》でないのが幸いだと思えるほどの渋さだった。海水温度は一週間前と比べて殆ど変わっていないが、タナを2ヒロから20mまで変えて探っても刺餌がそのまま戻って来る有様だった。この日だけの状況かもしれないが、あるいは季節的にみてシーズンオフのかもしれない。11月半ばの奥駿河湾としては、まあまあの妥当な釣果と考えるべきなのだろう。

ただ、シラスのナブラがさかんに出ていたので、ソーダ相手にオキアミでは餌が不適当だった可能性がある。他魚種へのはかない夢を捨ててシラスバケ(白カブラ)にすれば、ソーダの釣果はもっと伸びたかもしれない。すぐ隣で釣った同行者も、オキアミ刺餌で同一の釣果だった。平ソーダはなかなかの良型だ。

翌日に「ボート釣り」をするつもりで伊豆東海岸の温泉ホテルに一泊し、温泉で心身を癒しバイキング料理を堪能した。しかし、翌朝は残念ながら海が荒れ模様で貸ボートは駄目だった。堤防周りではワカシが接岸していたが、こちらもシラスが多くてカゴ釣りは振るわず、ルアーが有利のようだ。 

 

 

2007年11月14日(水) 伊豆・カゴ釣り

中潮、晴れ、西風3m/平穏、水温21.6℃
釣果: イナダ41~43cm*4、平ソーダ35cm*2、丸ソーダ*2、メジナ25cm*1、チャリコ*1

非常に食いが渋くて運よくイナダをゲットできたのは3~4割ほどの釣り人だけだった。季節的に厳しい時期だが、海水温度が10月中旬の温かさを維持しているので青物が接岸する。今週末あたりから外気温度が急激に低下する予報なので、さらに厳しくなってくるものと思われる。
晩秋の釣りでは、太陽の入射角度が低くなり潮が澄んでくるので、仕掛けやハリスが目立ちやすくなる。オキアミやコマセの鮮度にも注意して、マイナス要因を徹底的に排除することが釣果につながる。 

 

 

2007年11月25日(日) 伊豆・カゴ釣り

大潮、晴れ、北東風、水温18℃
釣果: 平ソーダ35cm*1

暖かかった秋が急に寒くなって、伊豆の山々は赤や黄色の紅葉に彩られた。魚の接岸は朝方の短い時間だけで、11月下旬らしい釣果となった。
この日は日本列島が高気圧に覆われてポカポカ陽気だったが、あまりに退屈な釣りだったので早々に撤収した。 

 

 

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