カゴ釣りの世界 「釣行記録」 2008年

 

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2008年3月11日(火) 潮干狩り (横浜・海の公園)

中潮、晴れ
釣果: あさり、しおふき

昨年4月の好漁に味をしめて、天気が良いのを幸いに「海の公園」へ潮干狩りに出かけた。この日は気温が20℃近くまで上昇し、4月中旬並みのうららかな天気で、海岸には家族連れで潮干狩りを楽しむ姿も多くみられた。
海の公園は無料だが(駐車場は300円/H)昨年同様にあさりは多数いて、釣りとは違い当たり外れがない。干潮時の波打ち際で採るのが釣果?を伸ばすコツで、沖目にはあまりいない。潮干狩りに適した次回の潮回りは、3月22日~26日となる。 

 

 

2008年4月15日(火) 伊豆・カゴ釣り/カゴサビキ

長潮、晴れ
釣果: 遠投カゴ釣りは≪ボ≫、カゴサビキで良型マイワシ*25

久々に新緑の伊豆へ釣りに出かけた。実に5ヶ月ぶりの釣行である。4月も半ばになったので何かしら釣れるだろうと期待していたのだが、早朝から4時間ほど底狙いでカゴを投げたが、ウキは一度も沈まなかった。まだ少し時期が早いようだ。
仕方なく遠投カゴ釣りは諦めて、イワシの釣れている場所を捜し出し、カゴサビキで釣った。これが驚くほどの良型で、どれも25cm前後の特大マイワシだった。

 

 

2008年4月20日(日) 潮干狩り (横浜・海の公園)

大潮、曇り
釣果: あさり

あさりの数は、めっきり減っていた。数があまり採れないうえに、サイズも小さい。
さしもの広い海の公園も、真夏の海水浴場よりも込み合った人出では貝が採り尽くされるものとみえる。それにしても、これだけの人たちが押し寄せていて貝が絶滅してしまわないのが不思議だ。 

 

 

2008年4月23日(水) 伊豆・カゴサビキ

中潮、晴れ/曇り、北東弱風、水温 18.0℃
釣果: マイワシ22~26cm*45

先般のカゴ釣りでは何も釣れなかったので、土産にイワシを釣って帰ったが、これが非常に好評だった。メジナなどわけのわからない魚よりもよほどいい、どうしていつもイワシを釣らないのだと周囲から言われた。釣りの素人というのは困ったもので、イワシ釣りなど釣りの中に入らないのだと言っても納得しない。産卵後でやや脂の乗りが少ないものの、確かにフライにしたら美味かった。
そのような背景もあって、今度はイワシ専門の釣りに出かけた。
先だっての入れ喰い状態からすれば、朝から釣れば昼頃には十分な釣果が得られるだろうと高をくくって出かけたのだが、予想に反して渋かった。イワシの個体数が激減していたのである。マイワシが接岸するのは冬の産卵期だけで、春になって水温が上がると離岸して北上する。この日の水温は黒潮波及で18℃と高く、旅立ちの日を迎えていたようだ。
それでも昼寝して夕方まで休み休み釣り続けて何とか45尾を確保したが、イワシ相手に一日粘るというのはなかなか骨の折れる仕事だった。食い込みの良いサビキ針の色を試験したところ、朝夕と曇りの時は白、晴れた時には緑がやや良好だったが、色に対して極端な傾向はなかった。 

 

 

2008年6月6日(金) 伊豆・カゴ釣り

中潮、曇り/晴れ、南西風、水温 20.0℃
釣果: ゴマサバ42~44cm*2、マイワシ18-20cm*多数(カゴサビキ)

海水温がだいぶ高くなってきたので、久々に伊豆へ釣行した。今は夜明けが早く、4時を過ぎると次第に明るくなってくる。前夜からの雨は夜明けに止んだが、南西の風が強く波とうねりが高い。
5時頃に本命の大サバを1尾、7時半頃にもう1尾を揚げた。刺餌はオキアミMサイズで、コマセはアミエビ+オキアミ。接岸頻度は低く、群れは小さいようで、時々どこかで一人だけに掛かる。
8時を過ぎると周囲でもアタリが無くなった。南西風が次第に強くなって海は荒れ模様を呈し、波しぶきが頭からかかるようになったので、9時に納竿した。大サバの接岸はかなり日ムラがあるとのことだが、これからは回遊魚シーズンの本番を迎える。
まだ時間が早かったので、風裏の釣り場でメジナでも釣ろうかと考えたが、念のためにイワシの様子を見に行ったら、まだマイワシが釣れていた。春よりもサイズが小さくなってはいたが、土産にカゴサビキで数釣ってきた。晴天なので適合サビキはピンクスキンだったが、色の傾向はあまり強く無い。このサイズのイワシならば、枝ス0.6号が有利だ。 

 

 

2008年7月16日(水) 駿河湾・カゴ釣り

大潮、弱雨/曇り、西風、水温 25.9℃
釣果: ワカシ20cm*1、マサバ36cm*1、小サバ25cm*多数、小アジ15cm*多数

久々の釣行である。
相模湾から伊豆東海岸は冷水塊の影響で水温が低いが、駿河湾には黒潮暖流が波及して高い水温になっている。奥駿河湾の海岸ではワカシやサバが釣れているとの情報だが、メタボ予備軍的な発想から少しでも楽な釣り場ということで堤防へ向かった。
途中の箱根越えは、センターラインが見えないほどの濃霧で難儀した。深夜の国道一号線は交通量が少なく、晴れていても寂しいドライブだが、濃い霧の中を走るのはいっそうの寂しさが漂う。

釣り場は、霧雨で涼しかった。空一面がまっ黒な雲で覆われていて、夜明けがわからないほどだった。ゴミやホンダワラなどの浮遊物はほとんど無いが、海水はかなり濁っていて回遊魚釣りには適さないように見えた。
とりあえず今年初のワカシを釣ろうと思い、夜明けから浅タナで投入を続けたが、釣れるのは25cm前後の小サバばかりだった。ようやくワカシを1尾釣り上げたのは、7時を過ぎた頃だった。しかし、このワカシはずいぶんと小型で、本来ならばリリースサイズだったが、初物ご祝儀としてキープした。
小さいワカシに見切りをつけて、その後は中層の大サバ狙いに転じた。ほどなく中型のマサバ1尾を釣り上げたが、すでに時合いが過ぎていたようで、その後が続かなかった。狙う順番を逆にすればよかったと後悔したが、ともあれワカシとサバを釣ることができたのでほっとした。
その後、8時半頃から10時頃まではまるで川のような激しい潮の流れとなり、釣りはまったくできない状態が続いた。この潮流がおさまった後は、オキアミ1本針ではほとんど何も釣れない状況となり、向かい風が強くなったので多くの釣り人が納竿した。
アミコマセがまだ残っていたので、その後はサビキで小アジを釣った。堤防ヘチから5mほど沖の駆け上がり底ギリギリ(水深12~13m)に仕掛けを投入すると面白いように数釣れる。しかし、15cm前後のから揚げサイズなので、調理には根気が必要である。 

 

 

2008年7月20日(日) 駿河湾・カゴ釣り

中潮、晴れ、静穏、水温 26.5℃
釣果: ゴマサバ38-41cm*3、ワカシ25cm*1、丸ソーダ36cm*4

朝方は中層で大サバを狙い、陽が高くなってからは浅タナでワカシを狙った。今回釣ったワカシは25cmで前回よりも少し大きかったが、まだまだ小型である。この時、今年初の丸ソーダがヒットした。丸ソーダが接岸すると、いよいよ本格的な青物シーズンとなる。
この日は風がほとんどない凪で、暑さに閉口した。梅雨明け直後で体がまだ夏に十分適応していないということもあるが、猛暑の中で釣りをするのは半日ほどが限界である。アミコマセの傷みも早いので、クーラーボックスから小出しにして使うなどの工夫が必要だ。 

 

 

2008年7月25日(金) 駿河湾・カゴ釣り

小潮、曇り/晴れ、静穏/西風4m、水温 26.6℃
釣果: ゴマサバ40cm*3、ワカシ22-25cm*11

海水温は最高点に達しているが、海水には相変わらず濁りがあり、時々ホンダワラなどの浮遊物が潮に乗って来て釣り難くなる。早朝は魚影が薄くてあまりぱっとしなかったが、7時過ぎから西風が吹き始めて海面がざわつきだすと魚の食いが立った。「初物ワカシを釣りたい」などと思っていたのもつかの間、今度は小さなワカシの魚影が濃くなってきて大サバ狙いの邪魔者になってきた。

今までは帰宅してビールなどを飲み、一寝入りしてから魚の写真を撮ることにしていたが、目覚めた頃にはもうクーラーボックスの中に魚は無い場合が有った。そうした反省から、本日は暑いのを我慢して帰宅直後に写真を撮った。 

 

 

2008年7月30日(水) 駿河湾・カゴ釣り

中潮、曇り/晴れ、東南弱風、水温 26.7℃
釣果: ゴマサバ38-39cm*3、ワカシ25-29cm*9、丸ソーダ36-39cm*10

海水の濁りはだいぶ落ち着き、浮遊物のない沖まで青一色の綺麗な海だった。幸い朝方は曇りで、涼しい中で釣りを楽しむことができた。

6時頃からサバが掛かり始め、続いてワカシと丸ソーダが接岸した。いずれも群れは小さく、数名の釣り人の竿が一斉に曲がるという光景は見られない。本日の釣果はすべてオキアミ刺餌でのものだが、丸ソーダを専門に狙うなら白カブラに分がありそうだ。

魚の大きな群れがドーンと接岸し、釣り人の餌に突進して喰い込み、ウキが綺麗にスパッと消し込むというのは昔の話になりつつある。今どきの魚は、仕掛けの周辺を用心深く泳ぎまわり、餌を吸ったり吐いたりしてから喰い込むようだ。ウキが消えた直後に合わせると、多くの場合バラしてしまう。

 

 

2008年8月6日(水) 駿河湾・カゴ釣り

中潮、曇り/晴れ、静穏/南弱風、水温 27.2℃
釣果:アジ22cm*1、ジンタ13cm*多数、ゴマサバ35cm*多数、ワカシ25cm*1、丸ソーダ36cm*2

海底が見えるほど潮はよく澄んでいて、風もなくプールのようにベタ凪の海だった。夜明け前には長い堤防の端から端まで釣り人たちでいっぱいになった。

未明のアジ釣りでは、1尾だけまずまずのサイズが揚がったが、数釣れたのは13cmのから揚げサイズだった。7月よりもサイズが一回り小さい群れになってしまった。暗い時間帯でもタナは深く、フラッシャー付きスキンサビキによく反応した。
この日は中サバ(3歳魚)が夜明けから活発に接岸したので、タナを中層に固定してゴマサバを20尾以上淡々と釣り揚げた。「あまり釣れ過ぎても釣趣がない」などと贅沢な気持ちになってくる。各魚種とも2号竿で抜きあげ可能なサイズだが、今回釣行では3号竿を使用した。4号竿も使ってみたが、中サバでは釣り揚げたという気がしなかった。 

 

 

2008年8月19日(火) 駿河湾・カゴ釣り

中潮、曇り/晴れ、西風6m、水温 27.3℃
釣果:平ソーダ30-38cm*3、丸ソーダ34-38cm*11

朝方は曇りで風もなく静かな海だったが、陽が高くなるにつれて晴天となり西風が強くなって波立った。
海水には濁りがあり、向かい風で海面がざわついたので、仕掛けなどにうるさいことは要求されない釣りやすい状況だった。
しかし、ワカシは接岸せず、釣れたのはソーダだけだった。海水の濁りが酷かったせいではないかと思う。
それでもまあ、今年初の平ソーダの刺身が食べられる。8月初旬の先回釣行では数釣れたサバが姿を消し、夏の海から秋の海へと変わりつつあるのを感じさせる。 

 

 

2008年8月27日(水) 駿河湾・カゴ釣り

中潮、晴れ、南東風、水温 24.1℃
釣果:平ソーダ32-40cm*4、丸ソーダ32-37cm*12、アジ22cm*1(オキアミ1本釣り外道)

天気予報では曇りということだったが、雲は青空に点々と浮かんでいるだけで強い日差しが降り注いだ。しかし、さすがに真夏のような暑さはない。
横風がかなり強く、沖目に投げて道糸のふけをとらない釣り人は周囲とお祭りが相次いだ。込み合った堤防では糸ふけをとるのがマナーで、道糸が着水する前に素早くリールを巻きとるのがコツだ。

大雨の後だったので海水が濁っているかと心配したが、意外にも海底がよく見えるほど澄んでいて、魚の活性もほどほどに高かった。平ソーダ率は4/16 = 25%とまずまずか。ジャスト40cmの平ソーダの引きはなかなかのものだった。
丸ソーダが好きだという知人を何人か確保していたのだが、こうも立て続けに釣って来ると、さすがに食べ飽きてしまったようで、処置に困ってしまう。 

 

 

2008年9月4日(木) 駿河湾・カゴ釣り

中潮、弱雨/曇り/晴れ、南東風、水温 26.7℃
釣果:平ソーダ35-40cm*14、丸ソーダ35cm(リリース)

朝方は雨が降ったり止んだりの天気だったが、平日でも堤防は超満員である。海水には濁りがあるが、魚の活性は非常に高く、朝6時から10時頃までは数釣りが楽しめる。丸ソーダは全てリリースしたが、オキアミ刺餌でタナ竿1本~1.5本程度で釣れば平ソーダの半数以下に抑えられる。白バケで表層を釣ると数は伸びるが、丸ソーダが主体となる。サイズは小さいものの、メジマグロや本カツオも何本か揚がっているのを目撃した。これから9月中旬にかけてが、青物釣りの最盛期と思われる。
平ソーダは良型で、脂がよくのっている。刺身にして、生姜、ニンニク、ミョウガ、ネギなどの薬味を添えて食べると非常に美味で、冷やした辛口の日本酒とよく合う。

奥駿河湾に位置するこの大堤防には漁協があり、漁船のために製氷所が設けられている。製氷所では、氷一袋200円で購入することができ、格安である。釣り人の皆様に是非ご利用していただきたいとのことでした。港には釣り人の車があふれ、漁協には少なからず迷惑をかけていることを考えると、配慮も必要かと思います。製氷所には人がいないこともありますが、船に氷を入れるガラガラ音が聞こえた時に行けば大丈夫です。 

 

 

2008年9月10日(水) 駿河湾・カゴ釣り

若潮、晴れ、南東風、水温 26.6℃
釣果:平ソーダ32-41cm*9、丸ソーダ35-40cm(リリース)、アジ15-20cm*18

初夏の頃に比べると夜明けはめっきり遅くなり、海面を吹きわたる風にも秋らしい涼しさが感じられる。晴れた天空を天の川が横切っていて、星々の輝きが宝石を散りばめたように見える。

未明のアジ釣りは15-20cm*18と言えば聞こえは良いが、内訳は20cm*1+15cm*17と小型主体だった。喰いの立つ夜明け頃に小サバの猛攻を受けたのも釣果が伸びなかった一因である。表層では20cm前後の良型ウルメイワシも釣れた。
昼間の青物釣りでは、先週に比べて丸ソーダが多かった。平ソーダ9尾釣るのに、同数以上の丸ソーダを釣り上げた。

この日は、周囲を見るとかなり厳しい状況だった。海水には濁りがあって魚を警戒させないようにも見えるが、やはり晴れた秋の海では太陽の入射角が低いので夏と違って仕掛けや餌などに十分な注意を払わないと釣果が得られなくなる。これから晩秋に向けて、投入物のマイナス要因を徹底的に排除することが大切だ。
道糸、カゴ、クッションゴムなどの色彩と光沢、カゴ下方向の尖り具合、ハリスの選択、刺餌とコマセの鮮度、コマセの量などが重要となる。釣りあげた平ソーダの腹の中は、どれもコマセでパンパンに膨れ上がっていた。コマセは食べても刺餌は見破られていて食べないという、魚主導の状態になっている。
堤防と平行に流れる潮と逆方向に泳ぐ習性を持つ回遊魚を釣るには、仕掛けの投入ポイントも重要だ。釣果を伸ばすには、堤防ヘチから30m~40m程度が最も有利である。堤防に近過ぎるとヘチの小魚に刺餌を盗られ、沖目過ぎるとコマセの流れと魚の回遊コースから外れるので釣果は落ちる。
カゴ釣りを始めて間もない方々は、どうしても竿とリールに目を向けがちだが、少なくとも堤防で回遊魚を狙う分には、これらは釣果と殆ど関係しない。釣り人の手元にある竿やリールは、海中に居る魚とはまったく無縁の存在だからである。 

 

 

2008年9月14日(日) 駿河湾・カゴ釣り

大潮、晴れ、静穏
釣果:平ソーダ35cm*5、丸ソーダ35cm*2

親戚の人たちと、午前中は青物釣り、午後からはバーベキューを楽しむことになった。夜を徹して場所を確保する釣り道楽の人々とは違って、陽がかなり高くなってから堤防に到着するという、のんびりした釣行である。
三連休の中日ということで、堤防は満員電車のような有様だった。それでも、朝方の喰いの立つ時間帯が過ぎるとボツボツ帰りだす人もいて、空いた場所で代わるがわる竿を出すことになった。
先回と比べると潮はだいぶ澄んできて、かろうじて海底が見える程度にまでなった。早朝の雨もやみ、風のない波穏やかな釣り日和だった。私が竿を出したのは朝9:30~10:00の間で、堤防ヘチから20mほどの距離に投入してソーダを7尾釣りあげた。大物などは狙わず、短時間で必要量を釣るには、近距離を手返し良く攻めるに限る。
平ソーダは刺身にしたが、BBQした切り身もなかなか美味だった。 

 

 

2008年10月3日(金) 伊豆・カゴサビキ/カゴ釣り

中潮、晴れ、北東風、水温 23.0℃
釣果:マアジ17-19cm*62、ムツ15cm*1、平ソーダ35-38cm*7、丸ソーダ34cm*1

秋らしい爽やかな気候になったので、久々に伊豆へ釣行した。途中の真鶴道路は、以前200円だった旧道が無料になったので、料金所脇の細い山道を迂回する必要が無くなった。
釣り場には2時頃に到着したが、夜中にも係わらず大勢の地元の方々がノベ竿でアジを釣っていた。昨年の今頃はカマスが接岸したので、今回もカマスの餌として深夜営業スーパーでサンマを一匹88円で買って行ったのだが、アジが釣れるということは肉食性であるカマスは釣れないということなので、さっそく夜釣り用の自作4本針サビキでアジ釣りを始めた。
この堤防では、ここ数年はアジに恵まれなかったが、今回は面白いように数釣れた。しかし、どれもサイズは18cm前後のジンタ+αで、残念ながら良型はまったく釣れない。沿岸居着きのジンタが成長してキアジになった群れのようだ。
今回使用した夜釣り用サビキは、針2本が暗闇でも目立ちやすい新月対応バケ、針2本が光に反応する満月対応バケとなっている。この夜は新月だが、どちらのバケにも食い込みは良好で、ジンタ用の細作りサビキなら問題なさそうだ。このサイズのアジは堤防ヘチ近くに集まる習性があるので、数を釣るにはウキを外して堤防からサビキを垂らした方が有利だが、手が疲れるので電気ウキを付けて5mほど投げた。ノベ竿に比べると手返しは遅くなるが、それでも3時間ほどで62尾の釣果を得た。

夜が明けてからは、昼用の竿とリールを車に取りに行ったり、4ヶ月ぶりに会った地元の人たちと話したりしていたのだが、のんびりしている間にワカシ/イナダの時合いは終わってしまった。夜明け後のごく短時間、釣り場全体でも数尾だけしか揚がらなかったようだ。
その後は平ソーダが接岸したが、これも群れは小さく接岸頻度は低く、時々誰かのウキが沈むという感じである。どこの釣り場でもそうだが、気象や海流の関係で日ムラが大きく出る。そこがまた、海釣りの面白いところなのだろう。 

 

 

2008年10月20日(月) 伊豆・カゴサビキ/カゴ釣り

小潮、晴れ、北東風、水温 23.2℃
釣果:マアジ29cm*1/18cm*13、イナダ40cm*2、平ソーダ34-35cm*4

先回と違って釣り場に人が少ないことから、釣果に恵まれていないだろうと予感された。

アジの夜釣りは、2時から始めて3時までに18cmサイズを10尾釣り揚げたが、それ以後は喰いが悪くなった。それでも、明け方近くに29cmの良型が1尾だけ揚がったのが幸いだった。
昼間の釣りでは、潮が澄んでいるのと魚の接岸が稀であることからかなり厳しく、9時~10時には多くの人が納竿した。朝方の喰いの立つ時間帯を過ぎると、ごく稀にしかアタリが無くなる。
しかし、水温は平年よりもやや高めを維持しているので、まだ当分は青物釣りが楽しめそうだ。 

 

 

 

2008年11月6日(木) 伊豆・カゴサビキ/カゴ釣り

小潮、晴れ、北東風、水温 21.2℃
釣果: マアジ18~20cm*28、平ソーダ36cm*4、シマアジ30cm*1、マダイ20cm*1

0時から始めたアジ釣りは順調で、秋が深まると共にサイズも少しずつ大きくなってきた。しかし、この日も3時過ぎ頃から喰いが止まり、例年なら一番喰い込みの良い夜明けには魚信が殆ど無くなった。今年はアジが釣れる分、カマスやムツは姿を見せないようだ。

水温が下降傾向にあり潮が澄み、昼間の釣りは先回よりもさらに厳しくなってきて、≪ボ≫の人も少なくなかった。待ちの釣りなので短気者には面白味が欠けるが、仕掛けの性能を試すには良い季節とも言える。
途中から回遊魚に見切りをつけて底物を狙った。大型魚は滅多に釣れないが、表層と違って底狙いでは何が掛かるか分からないという楽しみがある。
時々フグにハリスを切られるという晩秋の海況であり、今年の青物シーズンも終盤に入ったという感じがする。 

 

 

2008年12月3日(水) 伊豆・カゴサビキ(アジ夜釣り)

中潮、晴れ、西風、水温 17.0℃
釣果: マアジ18~23cm*33

久々に、伊豆へアジの夜釣りにでかけた。夕方の道路渋滞を避けての出発だったので、第一投は22時30分だった。
初冬の真っ暗な海は寒く、吐く息はヘッドランプに照らされて白く流れた。まるで温泉のように、海面から湯気が立ち昇っている。

今年は珍しくアジが好調で、夕方から釣っている人たちも多く居たが、納竿する人たちの姿も見られる時間だった。遅い時間帯よりも、日没直後の方が好漁とのことだ。
水温が低くなっているので、オキアミ刺餌でないと喰い込みが悪いかと思ったが、とりあえず4本針の自作サビキで試したところ、ほどなくウキが沈んだ。地元の人たちもサビキ釣りだが、皆さんそれぞれに工夫を凝らした仕掛けを使っているようだ。アジのサイズは20cmほどが主体だが、時折23cmクラスも混じる。

釣り始めてから暫くの間は順調に数が伸びたが、0時を過ぎた頃からは次第にアタリが遠のき、3時頃には釣れなくなった。朝まで粘ればまだ期待はあるかもしれないと思ったが、西風が強く寒いので納竿した。
夜明けまで車で仮眠して回遊魚を狙おうかとも考えたが、水温からみて≪ボ≫の予感がしたのでやめた。今後、暖流波及などで水温が上昇すれば青物の接岸可能性はあるが、どうしても忍耐の釣りになる。 

 

 

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