カゴ釣りの世界 「釣行記録」 2013年

 

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2013年5月22日(水) 駿河湾

中潮、晴れ、南西/北西風、水温21.6℃
釣果: 小アジ、小サバ、金魚だけ

初夏らしい天候になり、水温も高くなってきたので、久々に釣りに出かけた。海水は海底がよく見えるほど澄みきっていて、暑くも寒くもなく、朝の水面を吹き渡る風は爽やかだった。早朝は釣り人の数もかなり多かったが、陽が高くなると潮の流れが激流のようになり、釣りができるような海況ではなくなった。

浅タナから深みまで探ったものの、型物の釣果には恵まれなかった。釣り場全体でも黒鯛とゴマサバが数尾あがっただけで、まだ本格的なシーズンにはなっていないようだ。 

 

 

2013年7月22日(月) 駿河湾

大潮、曇り/晴れ、平穏、水温25.0℃
釣果 小サバ20cm前後*多数、青アジ20cm*1、ゴマサバ40cm*1

夏休みに入った親戚の小学生二人が釣りに行きたいと言うので、久々に釣行した。サビキを投入すると、すぐにウキが沈んで20cmほどの小サバが掛かり、子供たちは大喜びだった。唐揚げにするにはやや大き過ぎるが、ひらいてフライにするにはちょうど良いサイズである。風が殆どない暑い中で二人のお殿様にお仕えするのは大変で、自分の竿を出せたのは子供たちがようやく釣りに飽きてからで、周囲の釣り人たちは帰り出した頃だった。

最初のゴマサバは、抜きあげる寸前にクッションゴムが切れてバラシだった。普通クッションゴムは端の熱着部で切れるが、この時は珍しく2φ50cmの中央部で切れた。だいぶ使い込んだゴムだったので、傷があったのかもしれない。次のゴマサバは無事に抜きあげ、連れの連中が暑いから早く帰ろうと言うので納竿した。 

 

 

2013年7月29日(月) 駿河湾

小潮、曇り/雨、平穏、水温26.5℃
釣果: 小サバ20cm前後*多数、ゴマサバ41-42cm*2

先回の釣行では小学生たちの世話焼きでまともな釣りができなかったので、今回は腰を据えて釣ろうと出掛けた。霧雨が降る中、大釣りを期待して仕掛けを投入したが、あいにく型物が居なかった。何とかゴマサバ2尾をゲットできたのは幸いで、釣り人は多かったが殆どの人は型物≪ボ≫だった。

季節的には誰でも青物の引きを楽しめる時期だが、前日に網が入ったのと、小潮で潮の流れが悪かったためと思われる。まあこういうところが、釣り堀ではなく大自然の海を相手にする面白さなのだろう。
この日は雨模様で涼しかったが、これからは真夏の釣りになるので、熱中症や落雷などに注意が必要だ。 

 

 

2013年8月2日(金) 駿河湾

若潮、雨/曇り/晴れ、南東風、水温26.5℃
釣果 丸ソーダ31-35cm*2、ワカシ25cm*3

親戚の大人2名+中学生1名との釣行だった。天気予報では曇りだったが、釣り場に着くと雨がパラパラ降り出し、やがて激しい雨になった。仕方なく車中で雨宿りし、釣りを始めたのはようやく霧雨になった午前8時過ぎだった。しかし、釣り始めた頃に再び雨が降り出し、雨に濡れて冬のような寒さを味わった。そ後、天気は回復に向かい、今度は灼熱地獄になった。
ゴマサバを釣るべく深タナを狙ったが、ねばっても釣れなかった。そろそろ大サバの季節は終わりのようだ。大サバに代わって、丸ソーダとワカシの接岸が始まり、いよいよ青物シーズン本番という感じだ。しかし、海水の濁りがひどく海水温度も高すぎる傾向にあってイワシは接岸せず、青物の接岸はそれほど頻繁ではない。
同行者たちは、小サバ、アジ、シイラ、丸ソーダ、ワカシなど多彩な魚を飽きない程度に釣りあげて楽しんだ。駆け上がりのサビキ釣りでは、18cmほどのマアジがかなり掛かるので、小サバの猛攻を覚悟してアジを専門に狙うのも面白そうだ。丸ソーダやワカシは、遠投するよりも20m~30mの近距離の方が有利だ。 

 

 

2013年8月9日(金) 駿河湾

中潮、晴れ、平穏、水温26.5℃
釣果: シイラ40-45cm*多数、丸ソーダ30-35cm*多数

海底がはっきり見えるほど潮がよく澄んでおり、海水の色は沖まで青一色で、風も無く、回遊魚釣りには最高の海況だった。仕掛けを投入すると直ぐにウキが沈み、シイラか丸ソーダが掛かった。
シイラを釣るには、オキアミよりも身餌(小サバの短冊)またはバケが有利。バケの色は問わず、コマセは不要だった。タナは表層から15mほどまで、どこでも釣れた。
丸ソーダに対してはバケが圧倒的に有利で、オキアミや身餌では喰いが悪い。バケの色は薄緑色~白系が良好で、ピンク~赤系では喰いが悪い。 

 

 

2013年8月19日(月) 駿河湾

中潮、曇り/晴れ、西弱風、水温29.0℃
釣果: シイラ50cm前後*多数、丸ソーダ32cm前後*多数、平ソーダ30cm*1

お盆過ぎともなると夜明けはだいぶ遅くなり、明るくなるのは5時頃である。海水にはやや濁りがあるが、それでも海底が見える程度だ。水温が高く、魚の活性も高いので、遠投しなくてもシイラやソーダの強い引きを楽しむことができる。
今年初の平ソーダが釣れたが、サイズが小さかった。 

 

 

2013年9月3日(火) 駿河湾

中潮、曇り/晴れ、平穏、水温27.0℃
釣果 メジマグロ37cm*1、平ソーダ30-33cm*2、シイラ50cm前後*3、丸ソーダ*多数

早朝は曇りで、時折小雨がパラつき弱風で涼しかったが、陽が高くなるとカンカン照りで無風の灼熱地獄となった。海水にはやや濁りがあったが、海底が見える程度であり、水温も先回ほどの高温ではなかった。
相変わらず丸ソーダの猛攻があるが、平丸比率は昨年の1/39よりもずっと良好で、ソーダを10尾以上釣れば平が1尾混じるという感じだ。ただ、丸ソーダに比べるとサイズが小さい。メジマグロは狙って釣るには確率が低く、運に左右されるところが大きい。
メジマグロも平ソーダもそれほど遠投する必要は無く、30m~40mの飛距離で十分である。丸ソーダはバケでよく釣れるが、メジと平ソーダはオキアミ刺餌でタナ10m前後が効率的だ。
メジマグロは獲らないようにとの水産庁のお達しだが、漁師が網でごっそり獲るのと違って、岸から釣る数などしれたものであり、海洋食物連鎖の誤差範囲と考えられる。
シイラはカンパチの代用品らしいが、刺身はなかなかいける。さっぱりした味で、冷たい芋焼酎の水割りの肴にすると暑さを忘れさせてくれる。 しかし、皮に有害な物質があるようなので、調理の際には注意が必要だ。

 

 

2013年9月12日(木) 駿河湾

小潮、晴れ、平穏、水温26.0℃
釣果: 平ソーダ32cm*2、シイラ60cm*1、丸ソーダ*多数

海水温度は下降傾向にあり、仕掛けを投入するとすぐにウキが沈むという夏の海から、やや落ち着いた釣りができる秋の海へと変わりつつある。
ソーダ釣りは、早朝は白バケが有利で、陽が高くなるとオキアミ刺餌の喰いが良くなった。丸ソーダを淡々と釣っていると、1/10ほどの割合で平ソーダが混じる。
シイラが掛かると、殆どの場合ハリス切れとなった。ハリスの引っ張り強度というよりも、飛び跳ねたり反転した時に鋭い歯で切られるようだ。大型シイラを本気で釣ろうと思ったら、ワイヤハリスを使用した方が確実だ。 

 

 

2013年9月20日(金) 駿河湾

大潮、晴れ、平穏、水温25.5℃
釣果: 丸ソーダ*多数

中秋の名月が西の空に輝きを残し、水面を吹き渡る風は涼しかった。台風18号が本州を縦断してから、気候も海況もすっかり秋らしくなった。海水には薄濁りがあったが、足元の海底が見える程度で、浮遊物などはなかった。
相変わらず、丸ソーダだけはよく釣れた。時折、掛かった丸ソーダを大型シイラが追ってきたが、あのサイズを釣るのは容易ではなさそうだ。
これから晩秋に向けて、落ち着いた秋の海釣りを楽しむ季節になる。 

 

 

2013年10月21日(月) 駿河湾

大潮、曇り、南東風、水温22.5℃
釣果: 平ソーダ30-38cm*16、丸ソーダ*4

久々に駿河湾へ釣行した。途中の箱根山は深い霧に覆われていて、釣り場に着いた時には霧雨が降っていた。10月下旬ともなれば夜明けはめっきり遅くなり、日の出は6時頃だ。風は弱かったが、朝方は肌寒さを感じるほどだ。海水には薄い濁りがあるが、足元の海底が見える程度だった。

平ソーダは釣り始めて直ぐの、6時過ぎから接岸した。平丸比率が4:1というのは、近年珍しいことだ。サイズ的には、30-32cm程度の群れと、37-38cmの良型の群れが接岸した。平ソーダはバケでも掛かったが、オキアミの方が効率的だった。
大型のフグが徘徊しているようで、ハリスを何度か切られ、しまいにはクッションゴムまで切られた。
珍しく平ソーダの豊漁だったが、この海況も沖合にある台風27号が接近して潮が入れ替わればどう変わるかわからない。

 

 

2013年11月21日(木) 駿河湾

中潮、晴れ、北西風、水温19.3℃
釣果: 平ソーダ39cm*1、丸ソーダ*3、ゴマサバ38cm*2

そろそろ青物釣りは閉幕かと思いつつの釣行だった。早朝は真冬のような寒さで、昨日までの強い西風で荒れた海水には薄濁りが有った。
低気圧の通過で海が荒れたために表層水温は16℃台まで低下したが、中層水温はまだ19℃台を維持している。

さすがに晩秋の海に接岸する回遊魚は少なく、朝方はまずまずの釣果だったものの、昼間は殆どアタリが無くなった。10月のように平ソーダが多くはなく、丸ソーダが主体で時々平ソーダが混ざるという感じだが、平ソーダのサイズは大きく、引きは強い。表層には15cm前後の青アジの群れが居て、枝ハリス0.6~0.8号のサビキ仕掛けを近場に投入すると面白いように釣れる。 

 

 

2013年12月23日(月) 伊豆

中潮、曇り、北東風、海水温 17.0℃
釣果: マアジ20-25cm*9、カマス27cm*1

真冬の気候になったが、アジ狙いの夜釣りをするべく伊豆へ釣行した。幸い風は弱く、寒さもそれほどではなかった。水温は一時期16℃まで下降したが、ここへきて幾らか持ち直した。しかし、年末ともなれば釣り人の数は少なく、アタリも頻繁には出ていない。最初は胴付きサビキを投入してみたが、アタリは無かった。この時期になるとバケでは厳しいようなので、2本針のカゴフカセで攻めたところ、ようやくアタリが出た。
何とか夜中まで粘ってアジ9尾とカマス1尾を釣り上げ、今年の釣り納めとした。 

 

 

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