釣行記録 2014

カゴ釣りの世界 「釣行記録」 2014年

 

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2014年6月2日(月) 駿河湾

中潮、晴れ、平穏/西弱風、水温18.5℃/水深10m

釣果 小サバだけ

 

今年初めての釣行である。6月の夜明けは早く、4時になると辺りは白々としてきて、日の出は4時30分だ。海水には濁りがあり、海面にはホンダワラなどが浮き、おまけに赤潮が流れているという、いかにも釣れない印象の海だった。表層水温は21℃台と高いが、これは季節外れの高温外気に熱せられたためだ。水深5m以上では18℃台であり、昨年と比べて2~3℃低い。これはエルニーニョ現象の年に特有の海況で、回遊魚の接岸は平年よりも1ヶ月程度遅くなるのが普通だ。

型物のアタリはないかと仕掛けを投入したが、釣れるのは小サバだけだった。オキアミ、身餌、バケで試したが、浅タナから深タナまで、すぐに小サバが掛かった。

同行の小学生はサビキ釣りをしたが、たまに20cm程度のマアジが混じり、楽しそうだった。回遊魚の接岸は、海水の濁りが消え、中層水温が上昇するまで、もう少しの辛抱だ。

 

 

2014年6月17日(火) 伊豆

中潮、薄曇り、平穏/北西弱風、水温20.5℃

釣果 小サバだけ

 

平年なら大サバが釣れる季節である。駿河湾がパッとしないので伊豆へ出かけてみたが、こちらも潮に濁りがあってダメだった。気合を入れたカゴ釣り1本針で、タナを替え餌を替えて朝方から3時間ほど粘ったが、小サバしか釣れないので撤収した。

釣り場を変えてフカセ釣りでメジナと遊んだが、こちらも非常に低調だった。梅雨メジナにしては珍しいほど活性が低く、コマセを撒いても表層まで浮いてこなかった。18~23cmサイズしか釣れず、こちらでも小サバが次々と掛かるので早々に撤退した。

 

 

2014年6月25日(水) 駿河湾

中潮、曇り、平穏/北西風、水温21.0℃/水深10m

釣果 ゴマサバ42cm*2、小サバ多数

 

平年よりもだいぶ遅く中層海水温が上昇してきたので、ゴマサバ狙いで奥駿河湾へ出かけた。今にも雨が降り出しそうな天候だったが、海はきれいで潮はよく澄んでいた。

小サバを淡々と釣りあげながら、最初のゴマサバが5:30頃に釣れた。しかし、後が続かず、時々誰かが釣れるという状況だ。接岸頻度が低く群れが小さいようで、小サバに邪魔をされて数が伸びない。

陽が高くなると潮の流れが速くなり、海水が濁ってきた。それでも、時々誰かの竿が曲がるが、結局この日の釣果はゴマサバ2尾だけだった。久々の青物釣りで、いまひとつ調子が出なかった。

 

 

2014年6月30日(月) 駿河湾

中潮、曇り/晴れ、平穏/北西風、水温20.0℃/水深10m

釣果 ゴマサバ40cm*3、小サバ少々

 

親戚の小学2年生が代休だというので、釣りに出かけた。朝方は涼しく、潮は海底が見える程度に澄んでいた。この時期の平日にしては釣り人が多かったので爆釣を期待したが、釣果は伸びずゴマサバ3尾だった。サイズも先回よりやや小さかった。地元釣り師によれば、前日には大サバ2ケタの釣果だったのに、今日はダメだとのこと。漁師の網が入ったようだが、中層水温もやや下降気味だ。

先回の釣行時にゴマサバの腹をさばいたら、殆ど空だった。コマセを追っていないようだ。そこで今回は、コマセを使わず天秤に錘を付けただけのウキ釣りとし、疑似針を使ってランニングコストをゼロにした。この仕掛けで朝方に3尾を揚げたが、9時を過ぎた頃から潮の流れが右から左へと速くなり、釣れなくなった。小学生は朝方1尾を掛けて堤防ヘチ近くまで引き寄せたが、腕力不足で手間取っているうちにバラシとなった。

コマセ無しでも釣果があまり変わらないということは、タナ取りが重要ということだ。標準的には10m±だが、表層水温が高いので5m±の時があり、深い時もあるようだ。接岸する群れが小さいので、運に左右される釣りである。

先回までは投入直後に小サバが掛かって悩まされたが、コマセを使わないからこれが減って楽になった。しかし、この釣法では釣餌屋が儲からないから困るだろう。

シイラの魚影も見られるようで、いよいよ大型回遊魚の季節が近づいたようだ。

 

 

2014年7月8日(火) 駿河湾

中潮、曇り/晴れ、平穏/南東/北西風、水温23℃

釣果 シイラ43cm*1、青アジ18-23cm*20

 

台風8号が沖縄付近にあって太平洋岸は大しけになっているが、奥駿河湾はまだ影響が無いようなのでカゴ釣りに出かけた。潮はよく澄んでいて、海底がはっきり見えた。表層と中層の水温差も少なくなってきた。

冷蔵庫の中に保存しておいた使い残りの刺餌オキアミをコマセとし、刺餌は近所の釣り具量販店で「南極オキアミLサイズ3Kg」を購入して8分割した。オキアミの価格は安かったが、大きさが普通言うところの「Sサイズ」で、よく見ると袋に「サイズは当社規定による」と書いてあった。小針を使うメジナのフカセ釣りなどには適したサイズだが、カゴ釣りには使い難く、3匹を房掛けにして使った。

 

狙いは大サバだったが、小型のシイラが釣れただけで本命はいっこうに掛からなかった。周囲を見回しても、まれに誰かが釣りあげるだけだ。最近はどうも忍耐不足で、これでは効率が悪いと考えて大サバは諦め、アジのサビキ釣りに転じた。青物が居ない時は、アジが有望である。こちらはまずまずで、青アジではあったが結構な良型が釣れた。コマセが今までの釣行で刺餌として使い残した古いオキアミだったのが失敗で、アミコマセならもっと釣果が伸びていたと思われる。

今年は平年よりも青物の接岸が遅いが、台風8号が通過して海が落ち着けば、いよいよ本格的なカゴ釣りシーズンになると思われる。

 

 

2014年7月22日(火) 駿河湾

若潮、曇り/晴れ、北西弱風、水温20-22℃/水深10m

釣果 ゴマサバ40cm*3、青アジ18-20cm*8

 

表層水温は外気に温められて23℃台だが、中層の潮は非常に良く澄んでいて水温は20℃から22℃しかなく、時間帯によっては19℃台まで下降している。これが、最近の釣れない海況だ。

ゴマサバ40cmのタナは8m~10mで、比較的近距離を回遊しているが、潮が澄んでいるのでよほどの細仕掛けでないと釣れない。それよりやや大型のタナ20mのグループもいるが、こちらは遠投が必要で数も出ない。いずれを狙うにしても厳しい海況である。

釣りあげたゴマサバ3尾は、タナ9mでハリスを1.2号まで落としてゲットした。ハリス1.2号で大サバ40cmを抜きあげるのは、強度的にほとんど限界に近い。ドラグを緩め、柔らかいクッションゴムが必要だ。

退屈しのぎには、アジ狙いがよい。青アジはタナ10m前後で枝ス0.8号の白サビキ仕掛けで釣れるが、アジの数の3倍は小サバを釣る覚悟が必要で、市販の6本針サビキではすぐにダメにされてしまう。3本~4本針の自作サビキが良いが、市販品なら幹糸を半分に切って3本針にするとよい。

 

 

2014年7月29日(火) 駿河湾

中潮、晴れ、平穏/北東弱風、水温17℃/水深10m

釣果 ゴマサバ40cm*3

 

海況は先週とほぼ同じで、相変わらず釣り人は多いが魚は少ない。ゴマサバが釣れた時間帯は8:00~10:00で、この時刻の淡島ブイによる水深10mでの水温観測値は次のとおりである。

 

 

 

表層水温は23.5℃付近で安定しているが、潮が引き始めるに従って中層水温が低下し、ゴマサバが接岸する時間帯では17℃を切るという有様だ。さらに、潮がよく澄んでいるので魚が掛かり難いという、釣り人にとってはなかなか厳しい海況である。中層水温が上昇に転ずる頃は潮の流れがすさまじい速さとなり、釣りにならないしアタリも出ない。

 

 

2014年8月22日(金) 駿河湾

中潮、曇り/晴れ、西風、水温26℃

釣果 ゴマサバ40-42cm*6、丸ソーダ30-35cm*4

 

台風や大雨が続いたため、8月に入って初めての釣行となった。釣り場にはゴミや海草類などの浮遊物は無かったが、海水はひどく濁っていて回遊魚の接岸には適さない海況に見えた。やや強い向かい風で、海面には適度のうねりがあり、体感気温はあまり暑くなかった。

 

ゴマサバは朝5時過ぎから釣れ出し、少し遅れて丸ソーダが掛かった。早朝は7.5m、陽が高くなってからは10m前後のタナで釣った。海水の濁りが強くて、魚が餌を発見しづらい。このような条件下では、長ハリスに1本針仕掛けよりも、刺餌がカゴに近い短ハリスに多点針の方が有利だ。地合いは朝6時~9時頃の涼しいうちで、10時を過ぎると釣れなくなった。残念ながら、期待した平ソーダにはお目に掛かれなかった。

 

 

2014年8月26日(火) 駿河湾

大潮、曇り、平穏/南西風、水温19℃/水深10m

釣果 ゴマサバ40cm*2、平ソーダ25-32cm*4、丸ソーダ30-35cm*8

 

8月下旬ともなれば夜明けはめっきり遅くなり、日の出は5時過ぎだ。空は厚い雲で覆われ、今にも雨が降り出しそうな天候で涼しかった。釣り人の数は多く、夜明け頃には釣り座は概ね満杯だった。

先週末とは違い海底がはっきり見えるほど潮が澄んでいて、ようやく夏の海らしくなったが、相変わらず中層水温は低い状態が続いている。このような海況では、先週のような濁りに強い仕掛けでは通用せず、カゴ釣り本来のシンプルで目立ちにくい仕掛けに分が有る。

 

魚が順調に釣れてきたのは6時半を過ぎた頃からで、やや速い潮の流れの中、タナ10mオキアミ刺餌でゴマサバと丸ソーダが掛かった。平ソーダが釣れたのはだいぶ後で、タナは10m~15mだった。4尾の釣果だったが、そのうち3尾は見たことも無いほど小さなサイズだった。

7月から8月にかけては、コマセとして集魚剤2+パン粉1+米ぬか1を配合して使った。集魚剤は釣具屋で売っている一番安価なメジナ用徳用袋である。夏場の高温でも傷むことが無く、安価であり、人並みの釣果が得られたと思う。欠点は水を多く含むとずっしり重くなることで、水分の配合に注意が必要だ。

 

 

2014年9月3日(水) 駿河湾

長潮、晴れ、平穏/南東風、水温25℃

釣果 ワカシ34cm*1、丸ソーダ30-38cm*多数

 

朝方の釣り場には秋の気配が漂い、肌寒さを感じるほどだった。潮はよく澄んでいて、海水温は表層から深みまで安定して高くなっている。丸ソーダを淡々と釣りあげるという、いかにも初秋の海らしい釣りだった。

多数の丸ソーダを釣ったが、今回は平ソーダには出会えなかった。ようやくワカシ1尾をタナ15mで釣りあげたが、サイズが34cmで未だ脂がのっていなかった。

 

 

2014年9月23日(水) 伊豆

大潮、晴れ、北東風、水温24℃

釣果 平ソーダ26cm*1、丸ソーダ27cm前後*4

 

この釣り場へ行くのは久々で、管理釣り場になってからは初めての釣行である。早朝に到着したので、列の前の方へ荷物を置いて車で仮眠した。彼岸の祭日だったので来場者は多く、入場制限になったようだ。300円の有料であることから、釣り場は奇麗に管理されていて、2m間隔で竿掛けが設置されている。

ソーダが釣れたが、型が小さかった。今年の青物釣りは、いまひとつパッとしない。

祭日で混みあい、釣り座の間隔が2mと狭いうえに、斜めに飛ばす人が多くて釣り辛かった。どうもこの釣り場は、斜めに投げることに違和感を持たない文化のように思えた。

 

 

2014年9月26日(金) 駿河湾

中潮、曇り/晴れ、南東風、水温24℃

釣果 平ソーダ30cm*1、丸ソーダ28-38cm*8

 

彼岸過ぎともなれば夜明けはめっきり遅くなり、朝方は肌寒かった。潮には薄濁りが有るものの、かろうじて海底が見える程度だった。まだ水温は十分に高く、表層にはシイラが回遊しているが、夏場のように投入直後にソーダが掛かるという状況ではなくなり、秋らしい落ちついた釣りが楽しめた。

釣果がそれほど伸びないのは、餌盗りの小魚が多くてオキアミがすぐに盗られるからだ。特に朝方は餌持ちが悪く、ソーダに対してはバケの方に分が有る。ソーダ以外の魚を釣りたくてオキアミ刺餌に徹し、タナをいろいろ変えてみたがダメだった。 

 

 

2014年10月2日(木) 駿河湾

小潮、曇り、平穏/南東風、水温23℃

釣果 丸ソーダ32-39cm*4

 

海底がはっきり見えるほど海水はよく澄んでいて、いかにも秋の海らしくなってきたが、水温はまだ23℃台と十分に高く、ソーダなど青物釣りが楽しめる海況だ。

 

今回の釣行では、クッションゴムの色彩に関する実験を行った。長さ30cm2本入りのクッションゴムを購入するよりも、1m1本入りを購入して3分割した方がずっと経済的である。しかし、長さ1mのゴムは光の届かない沖釣り用であることから透明であり、これを浅場のカゴ釣りに流用するには着色した方が魚に警戒心を待たれない。大きく伸縮するゴムを着色するには、マジックインクくらいしか適当なものがないが、着色後の表面光沢がやや心配された。クッションゴムの色彩は、釣果に大きく影響することがわかっている。

今までは黒色系に着色していたが、今回は海水に溶け込む青色が良いのではないかと考えて、これを実釣で試験した。使用したクッションゴムは、価格が比較的安いながら超強力タイプという銘柄の1.5φ1mを3分割して30cm長に加工したものである。接続するハリスは、フロロ1.5号1.5mとした。ハリスが長くなるほど、クッションゴムの釣果への影響は小さくなると考えられる。

驚いたことに、青色マジックインクで着色したクッションゴムでは、魚は全く釣れなかった。ソーダはもちろん、周囲でさかんに釣れているサンバソウも掛からない。ただ、刺餌のオキアミはよく盗られたので、小魚には警戒されないようだ。ハリスを1.2号1.5mに落としても結果は同じで、サンバソウさえも全く釣れなかった。釣れた丸ソーダ4尾は、全て黒系クッションゴムを使用した時である。この試験には4時間以上を費やしたので結果に間違いは無いと思うが、海水の透明度が高く、タナ7.5m、曇りの日という条件下での試験である。

海水に溶け込んで見え難いはずの青色が、どうして魚に警戒されるのか不思議だ。仮説としては、見え難く実体が掴めない物体が、太陽光で時々キラリと光るのが良くないのかもしれない。色彩と魚の関係は、考えていた以上に奥が深いようだ。

 

 

2014年10月9日(木) 駿河湾

大潮、曇り、平穏/南東風、水温22.5℃

釣果 平ソーダ32cm*1、丸ソーダ30-39cm*16、ゴマサバ35cm*1

 

3日前に台風18号が通過して、清水地区など駿河湾西岸は大雨による浸水など大きな被害をうけた。この台風で海水が濁り、浮遊物があって釣りは無理ではないかと考えたが、来週始めには次の台風19号が18号と同様のコースをたどるとの予報で暫く釣行できそうにないので、この日は急に思い立って出掛けた。

今にも雨が降り出しそうな暗い空で、風は弱かったが、秋の深まりと共に朝の気温は低くなった。予想に反して、海はきれいだった。海水には薄濁りが有るものの、海底が見える程度に澄んでいて、ゴミや海草などの浮遊物は殆ど無かった。水温も表層から深みまで22.5℃前後で、青物釣りが楽しめる海況だった。

 

コマセはいつものように安い集魚剤+米ぬか+パン粉+前回使い残りのオキアミを使用し、コマセカゴは容量20ccの小型サイズで経済的だ。午前6時からオキアミ刺餌でタナ7.5mに仕掛けを投入すると、ほどなく丸ソーダの強い引きが伝わって来た。今回の釣行では特段の実験的課題は無く、できるだけマイナス要因を軽減した仕掛けで淡々とソーダを釣りあげた。平ソーダと中サバが各1尾ずつで、あとは丸ソーダという釣果だったが、あまり釣れないだろうと思いつつの釣行だったので満足な結果だった。

 

 

2014年10月24日(金) 伊豆

大潮、曇り/晴れ、平穏/北西風、水温20.5℃

釣果 ヘダイ20cm前後*11、平ソーダ32cm*2

 

秋の深まりと共に、青物以外の魚がターゲットになる季節となった。この管理釣り場への釣行は今年2度目だが、今回は斜めに投げる釣り人の多い先端寄りは敬遠して、堤防中央付近の釣り座を選んだ。朝は今年一番の冷え込みで寒く、潮は海底がはっきり見えるほどよく澄んでいた。黒ダイやヘダイが釣れ始めたとの掲示板でのお誘いもあっての釣行で、黒ダイはよほどの幸運に恵まれなければ難しいと思われたので、ヘダイを狙うことにした。

 

ヘダイのタナは深くて太陽光がそれほど強くはないが、目が良くて用心深い魚なので、ハリスをどこまで細くできるかが勝敗の分かれ目となる。ヘダイのサイズは20cm前後なので、柔らかいクッションゴムを使用すれば1号ハリスでも十分に耐えられるが、30cm超の大型アイゴやソーダも掛かることから、これらにも耐えられる強度が必要だ。釣り場の水深は10m強であることから、オキアミ刺餌が海底近くになるようタナを8m~10m程度に設定した。

ヘダイのサイズは小さかったが、数が釣れて楽しい釣行だった。

 

 

2014年11月7日(金) 伊豆

大潮、曇り時々晴れ、平穏/北西/南東風、水温20.5℃

釣果 ヘダイ23cm*1、カマス25cm*2

 

季節外れの大型台風20号が前日に小笠原近海を通過し、海にはまだうねりが残っていた。湾内にある釣り場は波静かだったが、海水はかなり濁っていた。幸い風は弱く、時々陽が出ると小春日らしい暖かさを感じた。

海水の濁りが原因と思われるが、釣果は伸びず、大バリ相手に引きを楽しむと言う晩秋らしい釣りだった。海水温度はもうすぐ20℃を下回ると思われ、次第に忍耐が求められる釣りになってくるのだろう。

 

 

2014年11月11日(火) 駿河湾

中潮、曇り/雨、平穏/北東風、水温20.0℃

釣果 丸ソーダ31cm*2

 

雨の中での釣りは久々である。幸い穏やかな追い風で、釣り辛さは無かった。潮には薄濁りが有るものの、海底が見える程度だった。天候不順のためか釣り人は少なかったが、魚もまた少なかった。午前9時頃にタナ12mオキアミ刺餌で小型の丸ソーダが2尾かかっただけで、たまにウキが沈んでもサンバソウだった。奥駿河湾での青物釣りも、いよいよシーズン閉幕を迎えつつあるという印象を受けたが、海水温度はまだ20℃と高いので何とも言えない。

帰路の箱根山では、赤や黄色に色付いた木々の葉が美しかった。

 

 

2014年11月15日(土) 伊豆

小潮、晴れ、北西風、水温19.5℃

釣果 ヘダイ20-23cm*5、白キス18cm*1

 

朝方の外気温は10℃を下回り、やや強い西寄りの風が体感温度をいっそう低下させた。外気温の影響を受けて表層水温は低くなっているが、水深10m以深ではまだ20℃近くを維持している。夏場ほどではないが、週末とあって釣り人の数は多かった。

魚と巡り合う機会の少ないこの時期の釣りでは、投入直後にコマセが全部出てしまう遠投カゴよりも、少しずつ長い間こぼれ落ちるプラカゴやステンカゴの方が有利だ。今までは集魚剤+米ぬか+パン粉の激安コマセを使用していたが、今回は魚を寄せる為にアミコマセを使った。海中には稚魚が多く、すぐに刺餌のオキアミを盗られるので、少しでも餌持ちをよくするために細ハリスの2本針仕掛けとした。

海底すれすれまで仕掛けを沈めて何とかヘダイ*5をゲットし、白キスのおまけが付いた。

気温が低く風が強くなるこれからの季節は、防寒対策が必要となる。

 

 

2014年11月19日(水) 伊豆

中潮、晴れ、平穏、水温19.0℃

釣果 ヘダイ23cm*3、平ソーダ35cm*2

 

堤防(管理釣り場)の根元に位置する護岸へ釣りに行った。ここは一度竿を出してみたいと思っていた釣り場で、この日は第三水曜日で管理釣り場が閉園のため、コマセが大量に撒かれる堤防へ魚が寄せられることはないだろうと考えてのことだった。管理釣り場が閉園の日は駐車場も無料で、経済的でもある。風が殆ど無いポカポカ陽気で、まさに小春日和と言うにふさわしい11月の晴れの日だった。

この護岸から30~50m遠投すると水深は概ね12m程度で、堤防よりもやや浅いが、釣り場全体としての印象は堤防とあまり違わない。釣果の方もヘダイ*3と平ソーダ*2が釣れたので、堤防と比べて見劣りする事はなさそうだ。海面からの高さが低いので、ファミリーなどには堤防よりも釣りやすい。

ただ、普段は管理釣り場に大量のコマセが撒かれるので、護岸までどの程度魚が廻って来るのか、今回の結果だけではわからない。

 

 

2014年11月25日(火) 伊豆

中潮、雨、平穏/北風、水温18.0℃

釣果 ヘダイ20-23cm*6、その他(アイゴ、サンバソウ、キタマクラ)

 

晩秋の冷たい雨が降る中での釣行である。幸い風は弱く、釣り人の姿はまばらだった。大型アイゴや丸々太ったキタマクラに何度かハリスを切られながら、何とか粘ってヘダイ*6を釣りあげた。

とうとうソーダの姿を見ることのできない日が来たが、狙いをヘダイに絞り込めばまだ楽しめそうだ。

 

 

2014年11月30日(日) 伊豆

小潮、晴れ、平穏/東北風、水温18.5℃

釣果 その他(大ボラ、大バリ、ゴンズイ、念仏ダイ、マゴチ稚魚)

 

風の無いポカポカ陽気の小春日和だったが、釣れた魚は外道ばかりだった。ボラやバリの強い引きを味わったが、とうとうクーラーボックスが空のまま帰宅する日が来た。黒潮が波及して海水温は18℃台を維持しているが、釣り場は冬の海に変わってきた。

 

 

2014年12月8日(月) 伊豆(夜釣り)

大潮、曇り/小雨、西風、水温16.0℃

釣果 マアジ23-26cm*3、カマス30cm*2、ムツ22-23cm*3、当歳サバ30cm前後*多数

 

昼間はあまり釣れない季節になったので、久々にアジ狙いの夜釣りに出掛けた。折からの寒波襲来で外気温は低く、時々冷たい小雨がぱらつく厳しい気象だったが、海の中はまだ賑やかだった。

水温が低い時期のアジはバケでは喰い込みが悪いので、オキアミ刺餌の2本針とした。本命のアジは数が出なかったが、型はよかった。アジが数釣れなかった理由は、フィシュイーターのカマスやムツが居たからと思われる。

アジ狙いの重い仕掛けでは、カマスやムツは喰い込みが悪く、アタリが有ってもなかなか針掛かりしなかった。魚を効率よく釣るには、ターゲットを絞りこんだ専用の道具と仕掛けが必要で、そこが釣りの奥深いところであり、面白いところでもある。今回の釣行が、2014年度の釣り納めである。

 

 

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