カゴ釣りの世界 「釣行記録 2018

 

◆カゴ釣りの世界      ◆釣行記録(過去データ)

 

2018年7月3日(火) 奥駿河湾

中潮、晴れ、南風、水温27℃

釣果 ワカシ24-26cm*35、丸ソーダ35cm前後*4

 

昨年10月に「くも膜下出血」で倒れてから8ヶ月以上が経過した。身体のふらつきが若干あるものの、リハビリによる運動機能の回復は順調で、運転免許停止も6月から解除された。そろそろ今年の釣りシーズン到来だろうと思いつつ、問題なく釣りが出来るかどうか見極めるために奥駿河湾へ出掛けた。日本海を北上している台風7号の影響からか、箱根峠はひどい濃霧で、釣り場は向かい風が強く、駐車場も釣り座も込み合ってはいなかった。海水には浮遊物があり、濁りがあって海底は見えなかった。

まだ体力に自信がなかったので、中古屋で買った4.5mの軽く柔らかな安竿を使用し、プラカゴM 10号+オキアミ1本針のシンプルな仕掛けとした。アミエビは不漁で高騰しているため、いつものように安い集魚剤を混ぜて増量した。久々の釣行で様子がわからなかったので、とりあえずタナ7mで釣り始めたところ、6時頃からワカシ25㎝前後が順調に掛かり始めた。まだサイズが小さく、専門に狙って釣るほどではない。丸ソーダが掛ったのは陽が高くなった8時頃からで、タナは8mだった。

向かい風が強く波気があったので、刺餌が動いて喰い込みはよかった。半日ほどの釣行で疲れたものの、体調は問題なかった。今後も様子を見ながら釣りを続けたい。

 

 

2018年7月13日() 奥駿河湾

大潮、晴れ、平穏、水温26

釣果 ワカシ25-28cm*19、丸ソーダ40cm*

 

浮遊物はだいぶ少なくなったが、海水には相変わらず強い濁りがあって海底は全く見えなかった。初夏の海らしく、魚の活性は非常に高かった。釣果は先回とだいたい同じ感じだったが、ワカシはサイズが一回り大きくなり、丸ソーダは丸々太った良型の群れが入ってきて、釣るには面白くなってきた。

今回は高騰しているアミコマセを使用せず、カゴには集魚剤だけを入れた。この釣り方は経済的ではあるが、相当に難しい釣りとなる。「カゴ釣りの世界」にも記述してあるように、集魚剤は狙った魚だけではなく、餌盗りの小魚も呼び集めるからだ。魚の活性が高いこの時期、まともに集魚剤を使えば、あっという間に餌を盗られてしまう。カゴに入れる量を少なくし、数投に一度だけ入れるなどの繊細な工夫が必要だった。

自宅近くではアミコマセが高額なので、釣行の帰りに沼津で買ってクーラーボックスに入れて持ち帰った。自宅冷凍庫で保管し、次回釣行の際に使用することとした。

 

 

2018年7月19日() 奥駿河湾

小潮曇り/晴れ、南西風、水温27

釣果 ワカシ25-28cm*23、丸ソーダ35-38cm*7、カンパチ27cm*1、シイラ40cm*1

 

最近は35℃を超えるような猛暑日が続いており、このような環境下で釣りをすれば熱中症になる危険がある。幸いこの日は曇りで南西の風との天気予報だったので、少しは涼しいだろうと考えて釣りに出かけた。

先回釣行の帰りがけに沼津でアミコマセ2kgブロックを買っておいたので、今回はこれを使用した。集魚剤をコマセとして使うと経済的だが、状況に合わせてコマセ量や投入頻度を変えなければならないので、非常に繊細な釣りになる。今さらながら、生のアミコマセは使い易いと感じた。何も頭を使わずにタナ6~10mに淡々と投入すれば、直ぐにウキが沈む。それだけに面白味に欠けるところがあり、飽きが来やすい。やはり、何がしかの実験的要素が加わった方が興味深い釣りとなる。

海況は先回とほぼ同じで、若干の浮遊物とかなり強い濁りがあった。季節が進むに伴って釣れる魚種が豊富になってきて、釣果にカンパチやシイラが加わった。いよいよ夏本番の釣りシーズンだが、熱中症にはくれぐれも注意したい。立ち上がった時などにふらつけば、海に落ちる危険があるからだ。

 

 

2018年7月30日() 奥駿河湾

中潮晴れ東風、水温25

釣果(二人分) ワカシ25cm前後、丸ソーダ35-40cm*35、シイラ45cm*1

 

親戚の小学6年生が夏休みの宿題のために釣りに行きたいというので、都合の合う日を見計らって出掛けた。最近の小学生は習い事や塾が忙しくて、なかなか釣りにも行けないようだ。先週土曜日に台風12号が通過したばかりだったので海況を心配したが、幸い海は穏やかで浮遊物はなく、海底がはっきり見えるほど潮は澄んでいた。台風通過で海水温が2℃ほど下がったが、夏の海らしく魚の活性は非常に高かった。

すっかり明るくなった午前5時から釣り始めたところ、タナ6m~7mですぐに丸ソーダが掛り始めた。先回まではワカシが数釣れたが、今回はワカシの数は減って丸ソーダが主体になった。

アミコマセ2㎏ブロックを持っていき、これは小学生だけがプラカゴM (31φX 85)に入れて使用した。私はプラカゴS(26φx 73)に錘10号だけを入れた「ウキ釣り」で臨み、釣果を比較した。時間帯にもよるが、「ウキ釣り」の釣果は「カゴ釣り」に対しておおむね1/2ないし1/3という結果で、「カゴ釣り」の優位性が証明された。これは、すぐ隣でコマセを撒く「カゴ釣り」が行われている場合であって、釣り人の少ない釣り場では「ウキ釣り」ではより貧果になると思われる。

午前9時を過ぎた頃から風向が西風に変わり、アタリがやや遠のいた。クーラーボックスが満杯で持ち上がらないほど重くなり、釣った魚はリリースしていたが、気温も上昇して熱中症が心配されたので、まだ早い時間だったが納竿した。アミコマセはまだ半分ほど残っていたので、次回のために持ち帰った。

 

 

2018年822日() 奥駿河湾

中潮晴れ平穏/西風、水温27

釣果 カンパチ30cm*1、平ソーダ30-35cm*6、丸ソーダ30-35cm*24、シイラ50cm*1

 

猛暑と次々に来襲する台風のために、8月に入ってから最初の釣行である。今年は台風が多い年だ。今も19号と20号が発生中で、その間隙をぬっての釣行である。8月も下旬になると夜明けはだいぶ遅くなり、日の出は5時過ぎになるが、まだ厳しい残暑が続いている。海は穏やかで浮遊物はほとんどなく、海底がはっきり見えるほど潮は澄んでいた。

先回の釣行で使い残したアミコマセが1kgほどあったので、今回はこれをプラカゴS(26φx 73)に入れて使った。プラカゴ内部に8号錘が入っているのでコマセ収納容量は非常に小さく、アミコマセはいくら使っても終わらない。7月までは数釣れていたワカシの姿がなくなって、代わりに平ソーダが接岸するという、だんだん秋の海らしくなってきた。タナを7~8mにとって表層のシイラをかわしながら、食味の良い平ソーダを狙うのが賢明だ。

 

 

2018年913日() 奥駿河湾

中潮晴れ東弱風、水温26

釣果 丸ソーダ35cm前後*11

 

ようやく猛暑が去って、秋らしい涼しい風が海面を吹き渡る季節になった。この日は曇り時々雨という天気予報だったが、実際には爽やかな秋晴れで、富士山が朝日に映えて美しかった。海の色は沿岸から沖合まで青一色で、海底がよく見えるほど澄んでいた。朝方は寒さを感じるほどで、長袖シャツ長ズボンの上にナイロンカッパを着てちょうどよかった。

8月の先回釣行では、仕掛けを投入するとすぐにウキが沈むという活性の高い夏の海だったが、今回は秋らしい静かな釣りになった。早朝は接岸する群れが小さく、なかなか釣果が伸びなかった。陽が高くなってからようやく喰いが立ってきたが、掛かったのはすべて丸ソーダだった。タナは4m~5mと浅かった。

今回の釣行では、カゴに入れるコマセとしてイワシミンチを使用した。自宅近くの量販釣具店で、アミコマセが640円+税/2kgと高騰しているのに対し、イワシミンチは360円+税/2kgと割安だからだ。価格以外にも、使い勝手や集魚効果に差があるのかどうか興味深かった。

今回は単独釣行だったので、アミコマセとの直接的かつ定量的な比較は出来なかったが、丸ソーダ相手の使用感は、集魚効果がやや劣るものの、おおむね同等の釣果が得られるという感触だった。一投毎にプラカゴM (31φX 85)に満載して投入した。アミコマセのようにプラカゴSに軽く入れただけでは、集魚効果に不足を感じた。アミコマセと違って、あまり小魚を集めないようなので、餌盗り対策になるかもしれない。

午後まで粘ってみようかとも思ったが、向かい風がだんだん強くなり、丸ソーダしか釣れなくて疲れを感じてきたので、釣果が2桁になったところで納竿した。

 

 

2018年928日() 奥駿河湾

中潮晴れ東寄り弱風、水温25

釣果 平ソーダ 33cm*1、丸ソーダ32-35cm*6

 

大型で非常に強い台風24号が沖縄付近を北上中で、この週末は日本列島が暴風雨となる予報だ。この日は、まさに嵐の前の静けさというべき好天で、風弱く晴れ渡った釣り日和だった。秋の深まりとともに気温は低下し、朝方は防寒服を着ないと寒いほどだった。海水温度も下降しつつあるが、まだ25℃をキープしている。薄濁りがあって、足元の海底がかろうじて見えるほどだった。

今回の釣行では特段の試験的要素はなく、普通にオキアミ刺餌とアミコマセを使用した。しかし、魚の喰い込みは非常に渋くて、朝7時頃に丸ソーダが1尾、10時頃にもう1尾釣れただけで、その後正午までアタリがなかった。午前中で納竿の予定だったが、あまりの貧果に釣り時間を延長した。真夏とは違って、暑さによる疲れはそれほどない。午後になると風が西寄りに変わって波気が出てきたこともあり、幾分喰いが立ってきた。正午から14時までの間に平ソーダ1尾含む5尾が釣れた。

来週からは10月だ。落ち着いた釣りになって、じっくり腰を据えて魚と対峙することになるだろう。駐車場は常に満車状態だった。この時期は潮位が高く、多くの車がタイヤの半分ほどまで水没していた。雨の日に走行して、車体下部に付着した塩を洗い流した方が賢明だ。

 

 

2018年129日() 伊豆南

大潮曇り/霧雨北東の風、水温19

釣果 ≪ボ≫

 

年末になったので、恒例のアジ釣りに出かけた。南伊豆までの長距離ドライブに一抹の不安があったので、昼間の明るい時間帯に休み休み運転した。

釣り場に着くと人影はまばらで、いかにも釣れていない様子が感じられた。本当ならば一番釣れる日没からの時間帯に2時間ほど竿を出したが、ウキが一度も沈まないので納竿した。潮が動かなかったこと、水温が平年より2℃ほど高いことなどが不漁の原因かと思われる。今後海況に大きな変化がなければ、これが今年の釣り納めとなる。

 

 

 

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